立川博章画 江戸鳥瞰図より部分抜粋
都市図画家、鳥瞰図絵師の立川博章氏の江戸鳥瞰図をご紹介しています。
立川博章(たちかわ はくしょう (または「ひろあき」) 氏は、都市図画家、鳥瞰図絵師です。江戸時代の江戸および江戸近郊を大空から見渡した絵図を当時を正確に考証して作成した絵図を制作されました。 江戸時代当時の街並みを、 正確な時代考証によって一軒一軒の建物まで描きわけ、正確な地図の上に三点透視法で復元した絵図面です。 巨大な街全体が一望でき、かつディーティルに沢山の楽しい発見があります。
江戸鳥瞰図の作品一覧
江戸時代の江戸周辺の江戸鳥瞰図の作品一覧です。
各鳥瞰図またはタイトルをクリックすると、各鳥瞰図の解説ページに移動します。解説ページから拡大図を見ることができます。以下の幾つかの図では地名の説明がありますが、地名の説明は拡大図では表示または消去することができます。
広範囲を描いた江戸鳥瞰図の原図はどれも畳一畳位の大きさです。日本橋図、愛宕図、浅草寺界隈図、浅草新吉原図は、それよりは狭い範囲を描いており、鳥瞰図の原図は畳よりはだいぶ小さいサイズです。
江戸城図 (幕末) 江戸幕末の江戸城を中心とした江戸の街の中心部の図 | 江戸城図 (明暦) 明暦の大火前の天守閣のある江戸城付近の図 |
日本橋図 御江戸日本橋を中心とした図(上図は説明付) | 愛宕図 幕末の愛宕山から浜離宮をのぞむ |
上野、浅草、本所向島図 上野寛永寺、本郷、隅田川東の向島、本所 | 城北図 江戸城の北、板橋宿、王子、飛鳥山、三河島まで |
城南図その一 江戸城の南、泉岳寺、御台場、目黒まで、東は江戸湾まで | 城南図その二 品川宿、御殿山から大井、目黒の南から馬込まで |
城東図その一 江戸城の東南、両国橋、深川から東は亀戸まで | 城東図その二 江戸城の東北、町屋、亀有、浅草から平井まで |
城西図 江戸城の西、中野、新宿、原宿、代々木まで | 浅草寺界隈図 浅草寺界隈の隅田川から現在の浅草六区まで |
浅草新吉原図 浅草北側の新吉原遊廓 |
江戸鳥瞰図は、制作者である故・立川博章氏ご本人の生前からのご依頼と、ご家族のご了解を頂いてご紹介しています。
鳥瞰図に重ねている場所の説明は、立川博章氏が鳥瞰図と同じ大きさの白黒で書かれた場所の説明図を元図として、Web上でデジタル画像として重ねた時に見やすいように若干簡略化して書き直しています。日本橋図と吉原図は説明図が無いので、諸資料から書き起こしています。
江戸鳥瞰図の範囲
それぞれの鳥瞰図が描いている範囲を、江戸の地図上にまとめました。
13枚の鳥瞰図で江戸全域をカバーしています。
.城東図、城南図その二、城北図はこの地図からは少し広い範囲を描いていいます。
鳥瞰図の地名、大名屋敷名
【鳥瞰図の地名、大名屋敷名】
鳥瞰図の各拡大図で「場所説明ON/OFF」ボタンで表示される地名と大名屋敷名は、立川博章氏が作成した屋敷単位の詳細な場所の解説図から、主要なものだけを選択して記載しています。江戸時代の資料は全て同じ年度のものはそろえることは出来ないいので、鳥瞰図は文久2年で地名や大名屋敷名の解説は安政年間前半(1854年~1858年)のものと思われます。
立川博章氏プロフィール
手描きによる鳥瞰図の作り方
立川博章氏が江戸鳥瞰図を作成した作り方を記載しています。3Dソフトが出現する以前に、全て手作業で制作された方法です。